鹿角市議会 2001-06-04
平成13年第4回定例会(第1号 6月 4日)
平成13年第4回定例会(第1号 6月 4日)
平成13年6月4日(月)午前10時開会
開会
議長報告
第1
会議録署名議員の指名
第2
議会運営委員長報告
第3 会期の決定
第4
市長行政報告
第5
鹿角広域行政組合議会報告
第6 議案の上程
説明、質疑
報告第2号から報告第5号まで
説明、質疑、討論、採決
諮問第1号及び議案第50号
説明、質疑
議案第51号から議案第58号まで
第7 議案及び請願・陳情の付託
散会
─────────────────────────────────────────────
本日の会議に付した事件
議会運営委員長、阿部邦宏君。
(
議会運営委員長 阿部邦宏君 登壇)
○
議会運営委員長(阿部邦宏君) 私から、平成13年第4回
鹿角市議会定例会にかかわる
議会運営委員会を去る5月28日に開催いたしておりますので、その結果についてご報告申し上げます。
お手元に
会期議事日程表をお配りいたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。
まず、会期でございますが、本日6月4日から6月19日までの16日間としております。
次に、議事日程でございますが、本日6月4日が本会議、議事日程第1号により進めてまいります。
6月5日から6月10日までの6日間は議案調査及び休日のため休会となります。
6月11日と12日の両日は一般質問となり、議事日程第2号及び第3号により進めてまいります。
6月13日、14日及び15日は、付託事件の審査のため
常任委員会としております。
6月16日と17日の両日は休日のため、18日は事務整理のため休会となります。
6月19日は最終日でありますが、本会議、議事日程第4号により進めてまいります。
なお、最終日には、国、県の施策の動向によっては、当局から追加議案が提出される予定となっております。
以上の
会期議事日程により進めてまいりたいと思いますので、何分のご協力のほどをお願い申し上げまして報告を終わります。
○議長(大里恭司君) ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。豊田君。
○18番(豊田重美君) これは今の報告に直接かかわるという問題ではありませんけれども、ぜひ
議運委員会で審議していただきたいということでお話しさせていただきます。
鹿角市の市議会規則があります。これの56条に議員の質問回数の決まりがあるわけです。ここを見ますと、質問は、一人の議員が同議案に対して3回以上してはならないという決まりでありますけれども、私はこれを、やはりこの枠を外していただきたいということで発言させていただいております。
今、全国の
市議会議長会で出されている新聞、「旬報」という新聞の中にも、この分権時代における会議規則のあり方という問題が提起されているわけでありますけれども、そういう中に、やはりもっといろんな問題を議論を深めるという意味で、この3回をひとつもっと幅広く扱っていただきたいということでお願い申し上げたいと思います。
○
議会運営委員長(阿部邦宏君) 議長の方からもお話がありましたと思いますけれども、諸派の方々の協議会をつくっていただいて、ぜひ
議会運営委員会に一人表決権を持った議員を送ってくださるようにお願いしているはずでございますし、また、それでなければオブザーバーとして一人ご参加くだされば、表決権はないものの、そうした意見、質問、ご要望等いろいろおっしゃられることをくみ入れながら考えていけるものじゃないかなと私は考えております。
○議長(大里恭司君) 豊田君。
○18番(豊田重美君) 今お話しされたことはごもっともでありますけれども、まだそこの段階までいっていませんので、ぜひご配慮願いたいと思います。
○議長(大里恭司君) 暫時休憩いたします。
午前10時12分 休憩
──────────────────────〇 ─────────────────────
午前10時13分 再開
○議長(大里恭司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大里恭司君) ないものと認めます。よって、
議会運営委員長の報告を終わります。
(
議会運営委員長 阿部邦宏君 降壇)
──────────────────────〇 ─────────────────────
日程第3 会期の決定
○議長(大里恭司君) 次に、日程第3、会期の決定を行います。
お諮りいたします。会期は、ただいまの
議会運営委員長の報告のとおり、本日より6月19日までの16日間と決定したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大里恭司君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。
──────────────────────〇 ─────────────────────
日程第4
市長行政報告
○議長(大里恭司君) 次に、日程第4、市長の行政報告を受けます。市長。
(市長 佐藤洋輔君 登壇)
○市長(佐藤洋輔君) 平成13年第4回
定例市議会が開会されるに当たり、提出議案の説明に先立ち、諸般の報告を申し上げます。
初めに、経済動向と財政運営についてでありますが、日本の経済は、企業収益や設備投資は引き続き増加しているものの、
アメリカ経済の減速に伴い輸出や生産が減少していることから、企業の業況判断は製造業を中心に急速に悪化しており、個人消費においても横ばいの状態が続いているほか、完全失業率は高水準で推移しているなど、厳しい要素が多くなっているとされております。
月例経済報告においても4カ月連続で下方修正が行われるなど、引き続き予断を許さない状況にあります。
そのため、国は経済を民間需要を中心とする
自律的回復軌道に乗せるため、金融機関の不良債権問題と企業の過剰債務問題の一体的解決を目指した「金融再生と産業再生」などを柱とした
緊急経済対策を決定いたしております。
また、
経済財政諮問会議から示された、今後の経済・財政運営の指針となる基本方針(骨太の方針)の原案によれば、既存の制度や規制を見直す構造改革によって経済の活性化と財政再建を目指すための
公共事業費や社会保障費、
地方交付税交付金制度の改革のポイントが示され、本市にとりましても影響が大きいものと考えますので、より一層効率的な財政運営に努めてまいります。
次に、本市の経済状況についてでありますが、
公共工事部門では、橋りょう・
鉄骨関連工事が、昨年と比較して減少傾向にあります。
また、土木工事は、道路工事を中心に発注量は順調に推移しているものの、受注競争が激しく、採算面での影響が懸念されておりますが、民間部門の住宅を初めとする建築着工数が回復してきております。
木材関係につきましては、集成材の受注は比較的安定をしているものの、製材部門では単価の低迷や外材シェアの拡大により、依然として低調な状況にあります。
地元商店街では、
中高年向け春物衣料が昨年並みとなっており、家電品ではテレビ・冷蔵庫などの低迷が続いておるものの、
携帯電話関連は順調に推移をいたしております。
食料品では、大型店や競合店舗の購買力流出により減収減益となっており、大型店やコンビニなどの出店が
地元商店街の売上減少に少なからず影響しているものと思われます。
また、雇用情勢については、
鹿角公共職業安定所管内の
有効求人倍率は、求人数が前年同月比で5カ月連続の増加となったものの、中高年齢者の新規求職が増加したことなどにより0.4倍と前月を0.1ポイント下回っており、依然として厳しい状況が続いております。
次に、
経済戦略会議についてでありますが、昨年9月に会議を設置以降、活動も折り返し点を過ぎ、総論・各論の議論の中から、このたび緊急に実施すべき戦略としてCIの確立と、空き工場・
空き店舗対策について提言を受けております。
CI関係では、市民の皆様から応募が集まり、会議において公募作品53点と委員作品5点の中から複数案について総合的に勘案した結果、「十八(とわ)の
里あんとら鹿角(かづの)」に決定をいたしました。
さらに、このCIを実用化し、
地域産品PR策の一環として使用するなど、地域全体でCI運動を盛り上げてまいりたいと考えております。
また、
空き工場対策といたしましては、
空き工場等を再利用して操業開始し、新規雇用を図る事業者に対する支援策として、現行の
工場設置促進条例の枠組みの中で要綱として制度化し、企業誘致、
地場産業振興及び起業化促進につなげてまいりたいというふうに考えております。
CIとともに公募した
活性化アイディアについては、今後の会議の中で議論され、最終報告書への掲載の是非を会議が判断することになりますが、市側といたしましても市民との「共動」の理念のもとに実効性が確実に期待できる戦略を最重要視してまいります。
次に、農業関係についてでありますが、今春は豪雪のため雪消えのおくれが心配されましたが、4月は好天が続き、農作業は例年より早目に推移しております。
水稲は、晴天によりほ場の乾燥がよく耕起作業が順調に行われ、田植えは例年並みの5月20日がピークとなり、27日でほぼ終了いたしております。
りんごについては、4月中旬に平年より平均気温が3度から4度高い日が続いたことから、樹の生育が全般的に1週間ほど早まっていたところ、4月21日から23日にかけて強い降霜があり、花芽が大きな被害を受けました。
被害の実態調査につきましては、県及びかづの農協と合同で、4月23日には花芽の被害状況を、5月28日には結実確定後の被害調査を実施したところ、果そうが全滅する被害や、最も品質のよい果実がとれる中心果の落果を初め、実がなっても商品価値がなくなるサビや果軸の短くなる被害等、秋の収穫に影響が出ると想定される被害園地はほぼ全域に及んでいることが判明し、大変深刻な状況にあります。
今後は、現在結実している果実の品質低下を防ぎ、所得の減収を抑えるとともに、来年以降の果実生産に必要な樹体管理が図られるよう、関係機関と連携し指導してまいります。
次に、被害の大きな樹園地については、被災農家の
病害虫防除経費の負担軽減と放任園発生の防止のため、防除経費の一部を助成することを検討しておりますので、所要経費についてまとまり次第、今会期中に追加提案させていただきたいと考えております。
野菜や葉たばこ等の畑作の状況は、4月の少雨により一時水不足が懸念されましたが、その後の降雨により、定植後はほぼ順調に生育をいたしております。また、霜の影響については、トマト等について一部生育障害が懸念されておりますが、全般的には大きな被害がありませんでした。
今後の天候の見通しにつきましては、気温は一時低くなることがあるとの中期予報が発表されていることから、農作物への影響が心配されますので、関係機関との連携を密にし、その対策について時期を失しないように対応をしてまいります。
生産調整につきましては、今年度は、緊急拡大分として前年度配分面積に113ヘクタールが追加され、加工用米を除き1,243ヘクタールの配分を受けておりますが、計画書を取りまとめた現時点では目標を達成できる見込みとなっております。
公共牧野への牛の放牧につきましては、本年度から牧野の集約化を実施し、昨年度までの6牧野を4牧野とし、5月1日の曙牧野への放牧を皮切りに、16日の
熊取平基幹牧野への放牧をもって239頭の放牧が無事終了をいたしております。
昨年度から実施しております
使用済み廃ビニール等の収集につきましては、本年度の第1回目の収集を5月27日に実施したところ、本市と小坂町合わせて約9トンの
廃ビニール等が収集処理されました。
県営ほ場整備事業につきましては、花輪地区40.5ヘクタール、
芦名沢地区12.5ヘクタールの整地工事を予定しており、既に一部発注済みであります。これにより、進捗率は花輪地区55%、
芦名沢地区56%となります。
小豆沢地区農業集落排水事業につきましては、4月1日から供用を開始しており、5月21日現在で21世帯が利用をいたしております。
鹿角市植樹祭につきましては、去る5月24日、昨年に引き続き
大湯ストーンサークルにおいて、市内の小中学校の代表、
市議会議員、林業関係者、一般市民の方々多数の参加をいただき、ケヤキ、ブナ、
ヤマザクラ等200本を植栽いたしました。
次に、商工関係についてでございますが、工業振興及び雇用拡大につきましては、「
空き工場等再
利用助成金交付要綱」の施行に伴い、今後その活用が図られるよう鋭意努めてまいります。
また、末広地区に工場がある
鹿角コネクタ株式会社が、このたび隣接地の一部を取得し工場を増設する計画となっております。
増設により従業員の新たな雇用も生ずるということであり、現在、
工場設置促進条例による支援を検討いたしているところであります。
さらに、東京都中央区に本社を置き、主に水産物の加工及び卸売業を経営しております株式会社「海星」が、水産物の加工や
本市地場産品の加工を主体とした事業を行うため、
八幡平字下水沢への進出を決定いたしております。
本市において雇用する従業員は当初17人を予定し、その後増員していく計画とのことであり、雇用状況が低迷している現在、久しぶりに朗報であり、大いに期待をいたしております。
中心市街地活性化法に基づく基本計画の策定につきましては、「鹿角市
中心市街地活性化基本計画策定委員会」を設置し、去る5月28日、第1回の会議を開催いたしました。
延べ35人からなる委員等の構成は、鹿角市商工会を初めとする商業関係者、消費者の
会等市民団体の代表及び公募による一般市民並びに市の関係部局の担当者としており、平成14年1月をめどに計画を策定し、3月の上旬には関係省庁に送付することを目標に作業を進めております。
次に、観光関係についてでございますが、本格的な
観光シーズンの幕あけを告げる
八幡平山開きが4月27日に実施され、鹿角の
観光ゴールデンルートの一つである
八幡平アスピーテライン及び国道341号が全線開通いたしております。
観光客の集客状況につきましては、観光施設においては、昨年比で、
鹿角観光ふるさと館が約19%、アスピアが約11%伸びており、他の施設についてはほぼ前年並みとなっております。宿泊施設は昨年比約15%の伸びとなっており、
八幡平山頂駐車場についても約50%の伸びとなっております。
また、初めてのことでありますが、5月15日には、修学旅行で北海道から本市を訪れた中学生268名と
八幡平中学校との学校間交流が行われ、お互いの地域の紹介及びレクリエーションなどで交流を深めております。今後は、このような修学旅行の
受け入れ方法もアピールし、これまで以上の誘客に取り組んでまいりたいと考えております。
大湯温泉スキー場につきましては、平成12年9月1日付で「
大湯温泉スキー場を守る会」からスキー場の継続について請願書が提出され、平成12年第7回鹿角市
定例市議会において採択されたのを受け、慎重に検討いたしましたが、請願者の希望に沿えないとの結論に達しましたので、ご理解を賜りたいと存じます。
なお、今後における大湯地区の振興策につきましては、本年度予定しております大湯温泉まほろばの
里づくり事業計画等の中で、その方向性を見出してまいります。
田代平風力発電施設建設計画につきましては、現在、
十和田大湯字田代平において、民間企業2社が事業主体となり、民有地を借り受けて、平成14年10月の運転開始を目指し、7,650キロワットの風力発電施設を建設する計画が進んでおります。
発電施設建設に当たっては、経済産業省の外郭団体である「新エネルギー産業技術総合開発機構」の補助制度を活用することにしており、7月ごろに補助採択の見込みと伺っております。
この事業は、自然環境保護にかなった、社会的意義の高い生活必需事業であり、クリーンエネルギーの創出と地域経済への貢献が期待されるほか、観光資源としての活用も考えられるなど、本市といたしましても事業の実施に期待をいたしているところであります。
次に、建設関係についてでございますが、5月23日、7市町村による「角館大鰐間国道整備促進期成同盟会」総会を開催し、国道341号の玉川への通年通行の早期実現と国道282号の整備促進に向けて、国・県等に要望運動を展開することにしております。
また、秋田・青森両県32市町村による「八戸・能代間、北東北横断道路整備促進期成同盟会」総会を5月29日に開催し、北東北における地域関連道路の促進と(仮称)大湯田子線の早期実現を重点課題として、関係市町村が一丸となって運動を展開することにしております。
公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律が公布されたことから、4月1日から毎年度の発注見通しの公表と入札・契約に係る情報を公表しております。
さらに、6月1日から低入札価格制度の導入、予定価格の事前公表の試行を行っており、平成13年度の業者格付も施行されたことから、適正な入札・契約による工事施工の確保を図ってまいります。
次に、都市計画関係についてでございますが、市営住宅管理にかかわる火災事故につきましては、去る4月5日、柏木森住宅で木造平屋一戸建て住宅、面積28.1平方メートルが全焼する火事が発生しております。
火災の原因は、作業衣等の乾燥場として建て増しされた小屋の、ストーブめがね石回りの過熱によるものと判断されております。
幸い、人身被害はなかったものの、貴重な公共施設を焼失したことは重大であり、このような事故の再発防止のため、各住宅管理人を通じ管理の徹底を図るよう指導しております。
昨年度から進めております、花輪地区
公営住宅建設事業7棟28戸の建設につきましては、現在、基礎工事がほぼ完了し、進捗率はおおむね25%であり、工事完成は9月中旬ごろと予定しております。
また、13年度分の22戸の発注については、現在、早期発注に向け努力をしているところであります。
住宅への入居時期につきましては、13年度分建築工事の状況を勘案しながら決定するとしております。
なお、住宅建設によって移転の対象となる柏木森、赤坂及び荒屋敷の各入居者に対しましては、現在、移転についての説明を行っているところでございます。
街路事業につきましては、県で進めている街路花輪尾去沢線舟場工区について、平成14年度の完成に向け、移転補償交渉等が進められておりますが、このうち、舟場踏切の改築に関連する用地契約については年内に契約が締結できるようJR側と協議を進めていると伺っております。
次に、福祉関係についてでございますが、児童福祉関係につきましては、認可保育園の今年度当初の入園児童数は733人で入園率109.4%となっております。また、へき地保育園の入園児童数は193人で入園率65.4%と定員を下回っております。
小学校低学年の放課後児童クラブにつきましては、昨年開設した花輪児童クラブが85人と大幅に増加をしているほか、新たに十和田児童クラブの開所式を去る4月18日に行い、現在37人の児童が登録をいたしております。
高齢者福祉関係につきましては、去る5月16日、「鹿角市福祉懇談会」を開催しており、委員の皆様から、「21世紀にふさわしいこころ豊かな長寿社会を築く」ためのサービス基盤の整備や健康づくり対策、生きがい対策、介護予防生活支援等、高齢者福祉サービスの向上に積極的な指導助言をいただき、本市の「さわやか健康都市事業」の円滑な推進を図ってまいることにいたしております。
また、4月から福祉事務所内に基幹型支援センターを設置しており、市内3カ所の在宅支援センターを統括するとともに、介護予防対策事業やさまざまな相談業務、介護サービスの調整、介護支援専門員に対する指導支援等、在宅介護支援のための総合的拠点としてその機能の充実を図ってまいります。
介護保険につきましては、高齢者の介護保険料を納付書または口座振替で納付する普通徴収の方に、4月分から6月分までの仮賦課額をお知らせしております。今後、所得等の確定後に本算定し、7月以降の額をお知らせすることになります。
また、年金から天引きされる特別徴収の方は、8月までは2月と同額の保険料を、10月からは本算定後の保険料を納付することになります。
介護認定につきましては、認定調査を市主体で実施することにより介護支援専門員の負担軽減を図るとともに、サービスに関する相談にも応じるため、認定調査員として2人の嘱託職員を雇用しております。
次に、教育関係についてでありますが、末広小学校改築事業につきましては、去る5月28日に工事入札を執行し、仮契約を締結したことから、本定例会に契約議決をお願いをいたしておりますが、3学期からの授業を新しい校舎で行うとともに、卒業生を新校舎から送り出したいと思っております。
(仮称)体験学習館の建設工事につきましては、13年度事業は、5月末現在で47.7%、全体では68.3%の進捗率となっており、順調に進んでおります。
平成19年第62回国民体育大会につきましては、去る5月21日に国民体育大会スキー競技会ノルディック種目及び卓球競技会の鹿角市準備委員会を設立し、大会に向けての本格的な準備に入ったところであります。
次に、図書館建設にかかわる要望についてでありますが、去る5月28日に「図書館を考える会」の世話人やメンバーから4,154人の署名簿と要望書が提出されました。
「市立中央図書館の創立」、「市民参加の図書館建設」を申し入れるための署名運動を進めてきたもので、要望書には、図書館の建設場所や機能等4項目が掲げられております。
次に、補正予算の概要についてでありますが、今回の
一般会計補正予算は、当初予算において確定できなかった事業及び国・県の補助事業の確定に伴う事業の追加調整並びに人事異動に伴う人件費の調整を中心に編成をいたしました。
その結果、補正額は3億1,095万4,000円の追加となり、補正後の予算総額は176億7,905万1,000円となりました。これは前年同期に比較し、総額で10億3,920万8,000円、率にして6.2%の増となりました。
補正財源は、事業に関連する国・県支出金及び市債等の特定財源のほか、市税及び繰越金を充当いたしております。
補正予算の内容は、(仮称)人・情報交流プラザ建設事業費の継続費の設定と工事費、花輪スキー場ミニジャンプ台整備工事費、市単独道路整備事業費等を計上したほか、認定農業者の制度資金新規借り入れに対する利子補給が追加になったことにより、債務負担行為の補正を行っております。
特別会計につきましては、国民健康保険事業特別会計、老人保健事業特別会計、介護保険事業特別会計、高田地区土地区画整理事業特別会計、下水道事業特別会計、農業集落排水事業特別会計及び上水道事業会計の7会計において、定期人事異動に伴う人件費の補正のほか、老人保健拠出金や流域下水道鹿角処理区建設費負担金の追加、企業会計では水源開発事業負担金の追加など、事業費の調整を行っております。
本定例会には、報告4件、諮問1件、末広小学校校舎改築工事に係る請負契約案件1件、補正予算案件8件、合わせて14件のご審議をお願いをいたしております。
詳細につきましては、それぞれの担当部長から説明を申し上げますので、よろしくご審議の上、ご可決を賜りますようお願いを申し上げまして、行政報告といたします。
○議長(大里恭司君) 市長の行政報告を終わります。
(市長 佐藤洋輔君 降壇)
──────────────────────〇 ─────────────────────
日程第5
鹿角広域行政組合議会報告
○議長(大里恭司君) 次に、日程第5、鹿角広域行政組合議会の報告を受けます。鹿角広域行政組合議会議長石川幸美君。
(鹿角広域行政組合議会議長 石川幸美君 登壇)
○鹿角広域行政組合議会議長(石川幸美君) 報告に入ります前に一言ごあいさつ申し上げます。
去る4月20日の鹿角広域行政組合議会において、不肖、私が議長の重責を担うことになりました。大変光栄に存じております。
自分は議員経験も浅く浅学非才の身ではございますが、選任されましたからには一生懸命頑張る所存でございますので、議員の皆様におかれましては、より一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げる次第であります。
それでは、私から、去る3月2日招集の平成13年第2回鹿角広域行政組合議会臨時会、臨時会終了後に開催された全員協議会、3月23日招集の第3回定例会、4月20日招集の第4回臨時会についてご報告申し上げます。
第2回の臨時会についてでありますが、当日提案された議案は2件であります。
会議の冒頭、消防長より発言の申し出があり、十和田分署救急車の物損事故概要が述べられております。
内容を要約して申し上げますと、去る1月21日午後8時2分ころ、大湯リハビリ温泉病院から秋田労災病院への転送のため、大湯リハビリ温泉病院へ緊急出動中、腰廻の国道103号上で走行進路先に停車している乗用車に気づくのがおくれ衝突したもので、相手方の車両は後部が破損し、自力走行不可能な状態であるためロードサービス車の牽引車を手配し、事故車両の処理をした旨、一連の事故処理について詳細に報告がなされております。
議案第2号損害賠償の額を定めることについてでありますが、事故の概要はただいま申し上げましたとおりで割愛しますが、相手方は青森県上北郡十和田湖町大字沢田字中道123の2、加賀沢 登。車種はトヨタカローラで、損害賠償額は総額で88万7,962円で、
交通物損事故に係る相手方との示談が整ったことにより、損害賠償の額を定めることについて議決をお願いするとの説明があり、本案は原案のとおり可決されております。
次に、平成12年度鹿角広域行政組合
一般会計補正予算(第4号)についてでありますが、歳入歳出の予算の総額に8,071万5,000円を追加し、補正後の予算総額を23億772万1,000円とするものであります。
補正の主なるものは車両の損害賠償金88万8,000円、水槽付消防車3,300万円、高規格救急車4,600万円の購入費であり、これに関連する経費を含めて7,956万8,000円の繰越明許費、地方債の限度額2,900万円が措置されております。
これは消防施設整備事業で小坂分署に高規格救急車、十和田分署に水槽付消防車の購入を要望していたが、12月18日付で補助内示が得られたことにより、時期的にも年度内での事業完了が困難であり、国への繰越明許事務手続の関係上、年度内に予算議決を得て契約手続を終えるよう指導があり、仮契約後に契約議決をお願いする予定にあるとの説明がなされております。
本案は原案のとおり可決されております。
次に、臨時会終了後の全員協議会について申し上げます。
協議内容は、ふるさと市町村圏計画の原案について協議があり、平成8年度から平成12年度までの5年間の「鹿角地域ふるさと市町村圏計画」を策定して、圏域の発展を目指して各種事業を展開してきましたが、これが13年3月末で終了することに伴い、新たに平成13年度から平成22年度までの10年間を期間として鹿角地域ふるさと市町村圏計画を策定するもので、計画原案が提示され、今後、鹿角市、小坂町、秋田県鹿角地方部との協議を経て、3月定例議会に提案予定にあるとの説明がなされております。
次に、第3回定例会についてでありますが、当日提案された案件は、議員発議として小笠原稔議員外3名の方々より提案されさた鹿角広域行政組合議会会議規則の一部改正案1件と、鹿角地域ふるさと市町村圏計画案1件、物品の購入案2件、補正予算案1件、当初予算案2件、当日、条例案2件が追加提案され、合わせて9件であります。
まず、発議第1号鹿角広域行政組合議会会議規則の一部改正についてでありますが、
地方自治法が改正されたことに伴い会議規則を改正するもので、議案及び動議に関するもの3件、議事に関するもの1件、発議に関するもの1件、表決に関するもの3件、これにかかわる賛成者もしくは出席者数を改めるものであるとの説明がなされ、原案のとおり可決されております。
次に、議案第4号鹿角地域ふるさと市町村圏計画についてでありますが、本案は鹿角圏域の計画的、一体的な振興と整備を推進するため、ふるさと市町村圏推進要綱及び広域行政圏計画策定要綱の規定により議会の議決を求めるものであり、この計画は、県の「あきた21総合計画」、鹿角市・小坂町の総合計画等の方針を基礎とし、21世紀の新しい鹿角地域の姿を描き、その実現に向けた第一歩を踏み出すものとして、その方向や目標、さらに計画実現のための方策を広域的な観点から総合的に明らかにしようとするものであります。
計画の構成は、基本構想、基本計画、実施計画で構成され、期間は平成13年度から平成22年度までとしております。
基本構想は、平成13年度から平成22年度を目標年次として、新たな鹿角地域の理念と長期的な見通しに立った上での21世紀初頭に向けた鹿角の将来図及び基本目標を描き、これを達成するため7項目の施策大綱を示しております。
基本計画は基本構想に基づいて前期と後期に分かれ、前期計画は平成13年度から平成17年度の5年間における、鹿角地域の将来図を実現するための施策体系と方向性を明らかにしております。
本計画のうち「ふるさと市町村圏基金」の運用益を活用した広域活動計画は、基本計画の一部とし、毎年度見直しを行うとしております。
実施計画は、基本構想と基本計画の実効性を確保するために、向こう3年間を期間として具体的な事業計画を明らかにし、以降の実施計画については経済社会情勢の変化や前期の実施計画の進みぐあいを踏まえて、毎年度ローリング方式により策定するとしております。
本計画の議決は基本構想についてでありますが、基本計画、実施計画も含めた説明がされております。
審議の結果、原案のとおり可決されております。
次に、議案第5号及び議案第6号は、物品の購入についてであります。
議案第5号は水槽付消防ポンプ自動車の購入でありますが、契約の方法は指名競争入札、契約の金額は3,255万円、契約の相手方は秋田県大館市常磐木町8番9号、株式会社工藤米治商店代表取締役工藤保則。これは十和田分署に配置してある消防ポンプ車を更新するものであります。
本案は原案のとおり可決されております。
次に、議案第6号は高規格救急自動車の購入についてでありますが、契約の方法は指名競争入札、契約金額は4,084万5,000円、契約の相手方は鹿角市十和田錦木字室田43番地2、秋田日産自動車株式会社鹿角営業所所長八重樫春雄。これは小坂分署に配置してある救急車の更新であります。
本案については原案のとおり可決されております。
次に、議案第7号平成12年度鹿角広域行政組合
一般会計補正予算(第5号)についてでありますが、歳入歳出予算の総額から2,586万5,000円を減額し、補正後の予算総額を22億8,185万6,000円とするものであります。
補正の主なる理由は、新たに建設するごみ処理施設建設事業費の確定による補正であり、これに関連する継続費及び地方債の補正が措置されております。
本案は原案のとおり可決されております。
次に、議案第8号平成13年度鹿角広域行政組合一般会計予算についてでありますが、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ37億137万9,000円であります。
前年度比較では19億6,906万7,000円の増、率にして113.7%の増となっております。
主なるものでありますが、歳入の負担金では鹿角市・小坂町の総額は18億7,217万1,000円で、うち鹿角市分は特別負担金も含め15億5,297万7,000円、小坂町分は3億1,919万4,000円であります。
国庫支出金は、新しいごみ処理施設建設事業費補助金が5億7,018万9,000円であります。
繰入金は3,070万2,000円で、これは基金から繰り入れし、リサイクルプラザ建設に向けたごみ処理施設整備計画書策定業務委託に充当するものであります。
諸収入では、救急業務支弁金、自動販売機電気料等を合わせ1,888万4,000円、組合債は、新しいごみ処理施設建設業債が11億9,160万円となります。
次に、歳出では、総務費が8,416万円で、事務局の人件費と環境衛生センターの円滑なる推進を図るため公害等処理対策協議会の開催のほか、広域交流センターの運営費が主なるものであります。
消防費では、本部庁舎会議室の改修、十和田分署ボイラー煙突の改修、十和田分署無線固定局の更新整備、救急救命士等の有資格救急隊員の養成、消防車両の整備のほか、職員96人分の人件費が主なるもので、消防費の予算総額は7億7,501万9,000円であります。
環境衛生費は25億5,646万9,000円で、環境衛生センターの管理棟、し尿処理場、ごみ処理場、斎場の運転にかかわる人件費21人分と光熱水費、修繕料、委託料、工事請負費等が主なるものであります。
特に、本年度は新しいごみ処理施設建設工事費に18億896万円が措置されております。
公債費は、し尿処理場、斎場、消防防災施設整備債にかかわる元金、利子の償還分で2億8,111万1,000円であります。
13年度末における残債見込み額は36億2,899万3,000円となる見込みであります。
以上の予算内容でありますが、各施設の修繕等について通常の維持管理に留意し、大規模補修をできるだけ避けるような配慮を要望されております。
議案第8号については原案のとおり可決されております。
次に、議案第9号平成13年度鹿角地域ふるさと市町村圏基金特別会計予算についてでありますが、歳入歳出予算の総額は576万5,000円で、歳入は財産運用収入と繰越金、歳出は補助金を主とした総務費205万5,000円と予備費371万円でありますが、予備費については、今後、鹿角市・小坂町と協議しながら有効活用を図るとの説明があり、本案については原案のとおり可決いたしております。
次に、当日追加提案されました議案について申し上げます。
議案第10号議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、議案第11号鹿角広域行政組合職員等の旅費に関する条例の一部改正についての2件が追加提案され、日当の見直し及び国家公務員等の旅費に関する法律の一部改正に伴い、条例を改正するものであるとの説明があり、議案第10号、議案第11号は原案のとおり可決されております。
次に、平成13年4月20日の第4回臨時会について申し上げます。
当日の議案は人事案件2件、専決処分の承認案件1件の3件であります。
議事に先立ち、去る3月31日をもって勝又幹雄議長が任期満了となり、議長が欠けていることから議長選出の選挙が行われ、
地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によって、冒頭で申し上げましたように、私石川幸美が新たに鹿角広域行政組合議会の議長に選出されております。
次に、議案第12号鹿角広域行政組合監査委員の選任についてでありますが、鹿角広域行政組合規約第9条第2項の規定により、組合議員のうちから選任されるもので、米田健一氏が提案され、原案のとおり同意されております。
次に、議案第13号鹿角広域行政組合監査委員の選任についてでありますが、鹿角広域行政組合規約第9条第3項の規定により、識見を有するものの中から選任されるもので、後任として小笠原隆一氏が提案され、原案のとおり同意されております。
次に、議案第14号専決処分の承認を求めることについてでありますが、専決処分した平成12年度鹿角広域行政組合
一般会計補正予算(第6号)は、歳入歳出予算の総額に6万9,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を22億8,192万5,000円とするものであります。
専決処分の主なる理由でありますが、廃棄物処理施設建設整備資金の利子の精算及び繰り越した事業費の支払い期日が予定より延びたことにより、この間における利息の精算によるものであるとの説明がなされております。
本案については、原案のとおり承認されております。
以上で終わります。
○議長(大里恭司君) 鹿角広域行政組合議会の報告を終わります。
(鹿角広域行政組合議会議長 石川幸美君 降壇)
──────────────────────〇 ─────────────────────
日程第6 議案の上程
○議長(大里恭司君) 次に、日程第6、議案を上程いたします。
まず、報告第2号
継続費繰越計算書についてから報告第5号
繰越明許費繰越計算書についてまでの4件について一括して議題といたします。
順次提案理由の説明を求めます。総務部長。
○総務部長(畠山修三君) まず、報告第2号
継続費繰越計算書についてご説明申し上げます。
鹿角市一般会計予算の継続費について、平成12年度の年割額に係る歳出予算の経費の金額のうち支出を終わらなかったものにつき、別紙のとおり逓次繰り越しをしたので、
地方自治法施行令第145条第1項の規定により報告するものであります。
次のページをお開き願います。
継続費繰越計算書でありますが、10款5項社会教育費の(仮称)
体験学習館建設事業費として平成12年度から13年度の継続費を設定し建設を進めているものであります。
継続費の総額は6億2,169万6,000円で、そのうち12年度継続費の予算計上額は1億8,545万9,000円に対し、支出済額が1億8,463万642円で、残額82万8,358円を翌年度に逓次繰り越しするものであります。
次のページをお開き願います。
報告第3号
繰越明許費繰越計算書についてであります。
平成12年度鹿角市一般会計予算の繰越明許費について、繰越明許費に係る歳出予算の経費を、別紙のとおり翌年度に繰り越したので、
地方自治法施行令146条第2項の規定により報告するものであります。
次のページをお開き願います。
繰越明許費繰越計算書でありますが、9事業にかかわる繰り越しであります。
3款2項
児童扶養手当事務処理体制整備事業でありますが、国からの事務移譲に伴うシステム整備のため国庫補助金等事業を前倒しして取り組むため12年度に計上したもので、222万4,000円の繰り越しであります。
4款2項
広域行政組合ごみ処理費負担金でありますが、広域行政組合のごみ処理場建設で12年度事業分の年度内の執行ができなかった部分について繰り越ししたものであります。
6款1項
ほ場整備事業は、国の予算補正関連で、12月補正の対象となった事業費全額を繰り越ししたものであります。
8款2項六日町三日
市線緊急地方道路整備事業でありますが、道路新設改良事業が冬期間となるため、工事の一部と事務費の一部を繰り越したものであります。
同じく
市役所東町線緊急地方道路整備事業でありますが、同じく工事が冬期間となるため繰り越したものであります。
8款4項
都市計画街路整備事業でありますが、国の補正予算関係に対応した繰越明許費を設定したものでありますが、事業が進みまして600万円の繰り越しとなったものであります。
次に、8款5項
公営住宅建設事業でありますが、国の景気浮揚対策事業の補正関連でありまして、それと、及び造成工事のおくれによるための繰越費を設定したものであります。
次に、9款1項
広域行政組合消防費負担金及び非常備消防施設の整備事業でありますが、いずれも消防施設の国の補正予算関連にかかわるもので、3月で補正予算措置しておりまして、いずれも実質的には翌年度事業となるものであります。
○議長(大里恭司君)
市民福祉部長。
○
市民福祉部長(石坂光男君) 報告第4号についてご説明申し上げます。
繰越明許費繰越計算書についてでありますが、平成12年度鹿角市介護保険事業特別会計予算の繰越明許費について、繰越明許費に係る歳出予算の経費を、別紙のとおり翌年度に繰り越ししたので、
地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものであります。
次のページをお開き願います。
事業名は支給限度額一本
化システム開発事業であります。訪問通所サービスと短期入所サービスの支給限度額を平成14年1月から一本化するため、事務処理システムの改修を行うものであります。設定額は317万1,000円でありましたが、年度内に29万4,000円を支出しましたので、翌年度に繰り越しした額は287万7,000円であります。その財源は未収の国庫補助金と一般財源であります。
終わります。
○議長(大里恭司君)
上下水道部長。
○
上下水道部長(石川孝男君) それでは、報告第5号についてご説明を申し上げます。
繰越明許費繰越計算書についてでありますが、平成12年度鹿角市下水道事業特別会計予算の繰越明許費について、繰越明許費に係る歳出予算の経費を、別紙のとおり翌年度に繰り越ししたので、
地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告します。
次のページをごらん願います。
繰越計算書の内容でありますけれども、公共下水道事業にかかわる工事費1億10万円を繰り越しするものでございます。市が施工する公共下水道工事のうち、尾去沢と花輪地区の工事にかかわるものでございますが、この工事につきましては、3月末に既に発注を行ってございます。
なお、繰越財源は国庫補助金、地方債及び一般財源を充てるものでございます。
以上で説明を終わります。
○議長(大里恭司君) 提案理由の説明を終わります。
これより質疑を受けます。
まず、報告第2号について質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大里恭司君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
次に、報告第3号について質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大里恭司君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
次に、報告第4号及び報告第5号の2件について質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大里恭司君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
本4件につきましては、
地方自治法施行令に定める報告事件でありますので、報告をもって終わります。
お諮りいたします。諮問第1号及び議案第50号の2件につきましては、委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大里恭司君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。
まず、諮問第1号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市民福祉部長。
○
市民福祉部長(石坂光男君) 諮問第1号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてご説明申し上げます。
人権擁護委員候補者として、下記の者を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求める。
提案理由でありますが、人権擁護委員9人中1人が、平成13年9月30日をもって任期満了となりますので、その後任者を推薦するに当たり、議会の意見を求めるものであります。
後任の
人権擁護委員候補者でありますが、尾去沢地区の畠山定雄氏を引き続きご推薦申し上げたいということであります。同氏は、平成4年10月1日から3期9年間にわたって就任いただいている方であります。終わります。
○議長(大里恭司君) 提案理由の説明を終わります。
これより質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大里恭司君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
本案につきましては、討論を省略し、直ちに採決いたします。
諮問第1号について適任と認めることにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大里恭司君) ご異議ないものと認めます。よって、適任と認めることに決しました。
次に、議案第50号
工事請負契約の締結についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
都市建設部長。
○
都市建設部長(田村秀一君) 議案第50号
工事請負契約の締結について。
下記のとおり
工事請負契約を締結するため、
地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求める。
平成13年6月4日提出。鹿角市長 佐藤洋輔。
記。1、契約の目的、
鹿角市立末広小学校校舎改築工事(建築工事)。
2、契約の方法、指名競争入札。
3、契約金額、3億2,655万円。
4、契約の相手方、鹿角市十和田大湯字中田1番地3、株式会社石川組 代表取締役石川 潤。
以上の議案でございますが、お手元に配付してあります提出議案の資料をひとつお開きいただきたいと存じます。
工事の概要でございます。
工事名、工事場所、落札者、契約金額、入札月日、工期等につきましてはそこに記載のとおりでございまして、完了を平成13年12月28日、年内に完成したいということで考えております。
構造ですが、木造一部RC造り2階建て。延べ床面積が1,625.39平方メートル。敷地面積は、現在校舎が建っております敷地内に建てるわけですが、6,538.13平方メートル。
校舎の外部仕上げにつきましては、屋根はフッ素樹脂塗装のガルバリウム鋼板ということです。外壁につきましては、そこにありますように、杉板の厚さ30タテ目板張り。基礎廻りはコンクリート打放し。軒天につきましては、無石綿セメント板ということでございます。
それから、校舎の内部仕上げにつきましては、それぞれ普通教室、職員室、音楽室、以下それぞれの施設について天井、壁、巾木、床と記載のとおりでございます。
なお、参考までですが、機械設備工事及び電気設備工事につきましては、本日の議会の議決をいただいた後に入札を実施したいというふうに考えております。以上です。
○議長(大里恭司君) 提案理由の説明を終わります。
これより質疑を受けます。質疑ございませんか。奈良君。
○22番(奈良喜三郎君) 入札の経緯に関連してお尋ねをいたします。
まず、指名競争入札でありますので、指名された業者の数。それから、この数が財務規則で定めている数と適合するのかどうか。それからもう一つは、入札は何回行われたのか。以上であります。
○議長(大里恭司君)
都市建設部長。
○
都市建設部長(田村秀一君) 指名は4社でございます。
それから、入札の回数は3回目で落札しております。以上です。
○議長(大里恭司君) 奈良君。
○22番(奈良喜三郎君) 4社のようでありますけれども、財務規則との関連はいかがですか。
それから、これ再々入札ということになりますか。いわゆる1番札の方が再々の場合もずっと1番であったのかどうか。
○議長(大里恭司君) 暫時休憩いたします。
午前11時15分 休憩
──────────────────────〇 ─────────────────────
午前11時23分 再開
○議長(大里恭司君) 会議を再開いたします。
ただいまの答弁を求めます。
都市建設部長。
○
都市建設部長(田村秀一君) 大変すみませんでした。
財務規則の関連ということですが、第112条に指名競争入札の場合の参加者の指名という条項がございまして、この中には「指名競争入札をする場合は5名以上指名しなければならない」という条項がございます。ただし書きでは「ただし特別な事情があるときはこの限りでない」、こういうふうになっております。
今回の場合には4社の指名をいたしました。鹿角市の建築のA級業者は5月までは6社でございます。ただしこの6社のうち、6月1日の登録がえでは秋田県の登録ランクが変更になりますことによって、これら6社のうち2社は一つ下のB級になるという事情がございました。そういうことで、まだ5月いっぱいはA級業者なわけですけれども、入札実施し、本契約をする6月以降、要するに本日の議会の議決をいただいてから本契約になるわけですので、そういう今のタイミングを考えた場合には、たとえ指名する段階ではA級であっても、契約する時点、あるいは工事を施工する時点ではB級になるということから、特別の事情というこの文言を解釈して指名をしなかったと、そういうことで4社の指名をしたということです。
なお、6月1日以降は新たに鹿角市に登録していなかった業者が1社登録になってA級になりますけれども、これは指名する時点で鹿角市の登録業者でないということから、あえてその1社については指名しなかったということでご理解をいただきたいというふうに思います。
それから、再々入札の金額についてでありますが、1回目、2回目、3回目とも同じ業者が1番札でございます。以上です。
○議長(大里恭司君) 奈良君。
○22番(奈良喜三郎君) 3回目ですので、あえて私の質問の本意を申し上げます。
いわゆる県が格付をして県が行う場合は、これは5月ですから5月から、鹿角市の場合は1カ月おくれて6月から行う。しかし、指名はそういう結果が出たから入れなくてもいいというのが特別な事情に当てはまるのかどうかということが一つ問題となりましょう。
それから、もう一つあったと、市外に。それが一つ加えられるということですが、市外であるからそれはやめたということですが、そういった場合に、財務規則で5社ということに決めている場合に、そういう解釈の引用はそのときどきで変えてもいいのかということが一つ私は疑問として残りました。
なぜ申し上げるかというと、この3回入札された中でも1番札はずっと1番札であったと、3回とも。したがって、談合があったのではないかという疑問さえ持たれているようであります。そのようなことから考えてみると、やっぱり私は5月いっぱいは有効だとすれば、指名はやっぱりきちんと6人の人方に指名すべきで、入札の契約をきょうするわけですけれども、それはその時期までは指名の候補として認められているわけですから、ただし県が行う場合はこれは県が5月に決めているわけですからいいですけれども、鹿角市は6月から適用するということにしておりますから、これは解釈の違いだと言えばそれまでですけれども、そういうようなことを含めて何かこの入札に問題があったのではないだろうかというちまたのうわさがあります。したがって、私はやっぱりこういったものが明確に、これから入札の制度もだんだん変わろうとしてきておりますし、明らかにやっぱり明確にしておく必要があるというふうに思うので、特別な事情というのは今部長が申し上げたようなことが特別な事情になるのかどうか、もう1度お尋ねしておきます。
○議長(大里恭司君)
都市建設部長。
○
都市建設部長(田村秀一君) 一つはまず5月中に指名をしたと。そのことについては、5月中には登録されていたものをすべて指名すべきだというご意見だと思います。ただ、私どもはこの112条の特別の理由というふうに考えたのは、その業者さんが6月1日からは要するにB級の業者になるわけですので、契約する時点では万が一その業者さんが落札した場合にはそれのA級の工事をできないような業者になるためにあえてその方には指名をしなかったということでございます。その辺をひとつ思惟があったということではなくて、その業者さんの工事の施工能力からいって逆にBランクになったということですので、あえてその方には指名をしなかったということでご理解していただきたいというふうに思います。
それから、談合があったのではないかというご指摘でございますけれども、私どもはそういうことはなかったというふうに考えておりますし、特に、入札前にそういう情報なり状況が把握できてあったということは一切ありませんでしたので、私どもは通常の正規の手続を経て入札を行ったというふうに解釈しております。
なお、不足の点については、助役からもしあれでしたらお願いしたいと思います。
○議長(大里恭司君) 助役。
○助役(三村陽一君) 今建設部長が答えたとおりですけれども、ちょっともう一つつけ加えさせていただきますけれども、5名の基準に対して4名でしたので、5名にするためには市に登録をしてある市外の業者も視野に入れて検討する余地はあるわけですけれども、これについては市内の業者を優先して考えたいという事情から4名にしたわけでありますし、従来その時点でA級であった2社については、契約時点及び施工時点でそうした資格がなくなる状況にありましたので除外したという事情でございますので、何とぞご理解をいただきますようにお願いを申し上げたいと思います。
○議長(大里恭司君) ほかにございませんか。佐藤君。
○20番(佐藤 一君) 一つだけお尋ねをしますが、この事業に関して予定価格と最低制限価格を公表できないものですか。
○議長(大里恭司君)
都市建設部長。
○
都市建設部長(田村秀一君) 入札の結果につきましては、公表制度を活用して建設課の窓口で閲覧で公表しております。以上です。
○議長(大里恭司君) 佐藤君。
○20番(佐藤 一君) 最低制限価格も見られますか。
○議長(大里恭司君)
都市建設部長。
○
都市建設部長(田村秀一君) 今回の場合は最低制限価格は公表の対象になっておりません。6月1日からの起工のものについてはすべて対象になりますけれども、その前のものについては……、すみません、ちょっとお待ちください。6月1日以降の起工のものについてはすべてを公表しています。それから、6月1日以前の工事の関係につきましては、入札の落札者の方の公表はしているということです。制限価格はそういうことで6月1日以降は制度が変わったもので公表しますが、6月1日以前のものについては公表していないということでご理解いただきたいと思います。
○議長(大里恭司君) 佐藤君。
○20番(佐藤 一君) だから6月1日以降はわかって質問しているわけですが、5月だから公表できないということのようですが、ただ6月1日以降でも最低制限価格は公表しますか。はっきり答えてください。
○議長(大里恭司君)
都市建設部長。
○
都市建設部長(田村秀一君) 6月1日からの場合は低入札価格制度になります、最低制限価格制度でなくて。低入札価格制度の価格については、6月1日以降の起工した工事で公表の対象になっているものについてはすべて低入札価格制度の価格についても公表いたします。
○議長(大里恭司君) 暫時休憩いたします。
午前11時35分 休憩
──────────────────────〇 ─────────────────────
午前11時36分 再開
○議長(大里恭司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大里恭司君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
本案につきましては、討論を省略し、直ちに採決いたします。
議案第50号
工事請負契約の締結についてを原案のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大里恭司君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第50号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第51号平成13年度鹿角市
一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。総務部長。
○総務部長(畠山修三君) 補正予算書の1ページをお開き願いたいと思います。
議案第51号平成13年度鹿角市
一般会計補正予算(第2号)についてご説明をいたします。
第1条歳入歳出予算の補正については、歳入歳出それぞれ3億1,095万4,000円を追加し、歳入歳出それぞれ176億7,905万1,000円とするものであります。
第2条の継続費でありますが、第2表継続費によるものであります。
第3条債務負担行為の補正でありますが、第3表の債務負担行為補正によるものであります。
第4条地方債の補正でありますが、第4表によるものであります。
6ページをお開き願いたいと思います。
第2表継続費でありますが、7款1項(仮称)人・情報交流プラザ建設事業でありますが、総額を6億5,957万円とするものでありまして、13年度、14年度の2カ年事業を組んでおるものであります。13年度は1億3,763万2,000円、14年度は5億2,193万8,000円とするものであります。特定財源としまして、地域総合整備事業債を充当する予定となっております。
次に、第3表債務負担行為補正でありますが、2件ありますが、2件とも認定農家が経営改善計画に基づきまして借り入れする制度に対する利子補給をするものであります。
第4表地方債補正でありますが、(仮称)人・情報交流プラザ建設事業費に1億1,680万円を限度とした起債を起こすものであります。
2の変更でありますが、上水道事業会計出資でありますが、県が実施している砂子沢ダム建設負担金に対して出資する出資債でありますが、今年度事業費に対する市負担分の相当額を調整し80万円を追加するものであります。
次に、11ページをお開き願います。
歳入でありますが、1款市税であります。固定資産税の追加をお願いしております。5,718万2,000円でありますが、固定資産税につきましては、今年度の課税を終えまして収入見込みから試算した追加をお願いしております。
11款国庫支出金2項の国庫補助金でありますが、4目の教育費国庫補助金でありますが、4節の幼稚園費補助金でありますが、みやふもと幼稚園トイレ改修に伴う事業費の国庫補助であります。
11款の3項委託金、民生費委託金でありますが、1節の児童福祉費委託金でありますが、制度の変更等によりまして減額するものであります。
12款県支出金2項県補助金の2目の民生費補助金でありますが、2節から6節までありますが、これらはすべて事業等の増加等による変更であります。
13ページをお開き願いたいと思います。
同じく5目の農林水産業費の県補助金でありますが、2節から8節にわたっておりますが、補助事業等の確定に伴う調整が主なものであります。
8目の教育費県補助金でありますが、3節の小学校費、4節の中学校費の補助金につきましては、ふるさと子どもドリーム補助金、各校50万円が県から補助されるものであります。
5節の保健体育補助費でありますが、花輪スキー場のミニジャンプ台整備にかかわる県の補助であります。
15ページをお開き願いたいと思います。
15款繰入金でありますが、大湯財産区特別会計からの繰り入れでありますが、財産区の補助金等の見直しによりまして5%削減に伴う措置であります。
16款の繰越金でありますが、7,000万円を計上しておりますが、前年度繰り越ししまして計上しているものであります。
17款の諸収入でありますが、雑収入としまして、2番目に花輪スキー場等の管理運営委託金の精算金でありますが、スポーツ振興事業団の12年度決算収支による精算による措置であります。
18款の市債につきましては、先ほど説明しましたので省略させていただきます。
17ページをお開き願います。
歳出でありますが、歳出につきましては、各款にわたって人事異動等に伴う人件費の調整を行っております。
2款1項の一般管理費でありますが、1目の一般管理費8節から次のページの19節の負担金までふるさと制度の調査研究事業にかかわる経費が計上されております。
21ページをお開き願いたいと思います。
21ページの3項企画費の2目計画調査費でありますが、13節として委託料、CI実用化作品製作業務委託料でありますが、これは経済戦略にかかわる提案による措置であります。
次に、25ページをお開き願いたいと思います。
25ページの3款民生費1項3目の老人福祉費でありますが、賃金として271万8,000円を計上しておりますが、これは基幹在宅介護支援センターにかかわる増員の賃金であります。
27ページ、次のページをお開き願いたいと思います。
20節に扶助費がありますが、緊急通報端末扶助費でありますが、これは緊急通報システムでありますが、リース方式から給付方式に移行したための措置であります。
29ページをお開き願いたいと思います。
29ページの一番下の欄でありますが、賃金としまして臨時指導員賃金がありますが、これは花輪児童クラブの増員に伴う措置であります。
次に、35ページをお開き願います。
35ページ、6款1項2目の農業総務費でありますが、9節から次のページの備品購入費まで、トータルとして278万5,000円については、鹿角ピア管理費事業にかかわる経費が計上されております。
次に、37ページ、次のページですが、4目、6目、10目につきましては、県、国等の補助事業の確定に伴う追加調整が主なものであります。
41ページをお開き願いたいと思います。
7款1項商工費の6目ですが、(仮称)人・情報交流プラザの建設事業費としまして1億2,220万円を計上いたしております。
次に、2目の同じページの観光振興費でありますが、19節の負担金、補助金としまして、冬季の誘客事業としまして124万9,000円、メルヘン鹿角フェスティバル負担金としまして500万円を計上しております。
次の3目の観光物産費としましてはCI関係で14万7,000円を計上しております。
45ページをお開き願いたいと思います。
8款の土木費の2項5目の道路新設改良費でありますが、15節の工事請負費としまして3,650万円を計上しておりますが、これは改良工事としまして7件、舗装工事としまして5件、側溝改良としまして3カ所の事業を計上しております。
49ページをお開き願いたいと思います。
10款2項小学校費の4目としまして学校建設費、末広小学校の設計監理委託料の追加としまして575万8,000円を追加しております。
5目のふるさと子どもドリーム事業としまして、小学校15校50万円の補助にかかわる経費を計上しております。
次の51ページですが、同じく中学校費に4目としましてふるさとドリーム事業、中学校5校にかかわる事業を計上しております。
59ページをお開き願いたいと思います。
10款6項の1目保健体育総務費としまして、19節負担金、補助金としまして170万円を計上しておりますが、各種スポーツ振興事業の補助金として計上いたしております。
3目の体育施設費としまして、花輪スキー場ミニジャンプ台の整備工事としまして6,000万円、大湯体育館のフロア改修事業としまして850万円を計上しております。
終わります。
○議長(大里恭司君) 提案理由の説明を終わります。
これより質疑を受けます。質疑ございませんか。小田切君。
○3番(小田切康人君) 歳出の商工費、2項の観光費ですけれども、観光施設の整備事業について基本的な考え方を二、三お尋ねしたいんですが、ここに出てまいりました
鹿角観光ふるさと館、要するにあんとらあのことですけれども、ここのあんとらあは平成12年の4月から翌13年の3月まで1年間の入館の状況なんか見ていますと、売店部門が7万9,606人、それからレストラン部門が8万463人、ともに8万人台の入り込みがあるのに対して、有料施設は2万2,254人とほぼ4分の1の入館者の数なんであります。本来、観光施設であればメーンとなる有料施設に一番人が入らなければならない。その状況の場所が一番人が入っていないということでありますが、今回ここにシネラマ館の大型映像の映写機の設置の実施委託料が242万4,000円計上してありますが、基本的に現在は360度のマルチスクリーンでやっておりますが、これは廃止にするということなのか、そして新しいものをつくるということなのか、その辺。まずその2点について、どのように入館者について、この2万何ぼというほかの部門に比べて少ない部分については基本的にどういうふうに考えているのかということと、それから、今のつくるマルチスクリーンについてはどのような考えでこういうふうになっていくのかということ、この2点、とりあえずまず今お伺いしたいと思います。
○議長(大里恭司君)
産業振興部長。
○
産業振興部長(工藤利榮君) あんとらあの要するに有料部分への入館者の問題でございますけれども、これはあんとらあだけでなくて、いわゆる有料部分については全体的にどこも落ち込んでいると。要はお金を使う部分が非常に影響を受けているということでございまして、あんとらあの有料部分、シネラマ館についてもそれは否めない現実になっていると。これはやはり現下のいわゆる景気の低迷によりまして観光客の懐ぐあいが非常に厳しいということの裏返しではないかと思っております。
ただしかしながら、このシネラマ館ですけれども、いわゆるあんとらあの核施設になっているわけで、これがないと逆になかなかお客さんを呼ぶということは至難の業ではないかなと思っております。そこでこのシネラマ館でございますけれども、平成元年6月にソフトから映写機から全部で1億円ぐらいのお金をかけているわけですけれども、要は当時の映写機10台設置してマルチスクリーンにしているわけですけれども、映写する回数が多くなるごとに磨耗するといいますか、こういう映写フィルムですので、そういう現実、現状にあります。したがいまして、年間何百万円という補修費をあんとらあ側で負担しながらもお客さんを呼ぶために努力しているという現状でございます。
そこで現在考えておりますのは、まず基本的に磨耗しないもの、つまり現在DVD、デジタルビデオディスクとかそういったものがいろいろ出てきておりますので、何回映写しても磨耗しないもの、これでどういうシステム、方法にするか。マルチにするか、平面の大スクリーンにするか、その辺はこれからいろいろ皆さんと協議しながら方向を定めていくというふうにしたいと考えています。以上です。
○議長(大里恭司君) 小田切君。
○3番(小田切康人君) 今市長も行政報告の中に「十八の
里あんとら鹿角」ということですので、やはり私は、あの場所は鹿角、一番のやっぱり観光客を呼ぶ施設になるべきではないかなと平素考えておるんですが、そういう部分でほかの、例えば売店とかレストランに8万人台入っていて、いわゆる有料施設は2万人台、4分の1ということは、そこの部分が少しおざなりになっていないか、投げやりになっていないかというのは、これは前から常々感じてあったことであります。
そこで、これから今マルチスクリーンをどうするかという話が出ていますけれども、マルチスクリーンとかこういう映写の施設だけじゃなくて、もっと付加価値のあるものをつけていかないと今の状況はやはり変わらないんじゃないかなというふうに感じております。それで将来的にあんとらあの施設に関連したものはあの間に何かつくっていくとか、そういう発想も
経済戦略会議のそういう中から出ているものかどうか。その辺も含めながら、やはり私はせっかくつくったああいうあんとらあの施設をもっと充実して、そして将来に観光施策としてもっと広めていくべきじゃないかなと常々考えておりますので、その辺そういう意見とか出たものかどうかちょっとお伺いします。
○議長(大里恭司君) 総務部次長。
○総務部次長(三ケ田徳雄君) 今
経済戦略会議の中であんとらあの抜本的な方向づけにかかわるもの等が出たかというようなお話でございます。内容については、先ほど市長から行政報告で申し上げましたが、CIの定義づけについてはかなりあんとらあというものの表現を我が市の戦略に使うべきだというご意見は出たわけであります。中身で、ただ現在の拠点を機能拡大のためにすべきだという具体的な提案は出たわけではございませんが、総じて言えば、やはりあんとらあの意義づけといいますか、そういうものを戦略的に外部に宣伝していくべき手法としてはいいんじゃないかというとらえ方では大きな提言として受けているというふうに認識しております。
○議長(大里恭司君) 小田切君。
○3番(小田切康人君) 将来的にやっぱりあの施設の回りに附帯した施設をつくるとかそういう考えはありますか、ありませんか。その辺ひとつ。
○議長(大里恭司君)
産業振興部長。
○
産業振興部長(工藤利榮君) あんとらあについては、昨年度どのようにするかということでいろいろ調査していますけれども、これを関係者と具体的にどのように整備をしていくか、当面急ぐのは先ほど申し上げましたようにシネラマ館ですので、これは当面急がなきゃならないと。あんとらあ全体の問題につきましては、これからまた具体的に昨年度つくった構想をベースにしながら関係者と協議して方向を定めていきたいと思います。(「わかりました」の声あり)
○議長(大里恭司君) よろしいですか。(「はい」の声あり)
休憩いたします。
午前11時57分 休憩
──────────────────────〇 ─────────────────────
午前11時57分 再開
○議長(大里恭司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
都市建設部長。
○
都市建設部長(田村秀一君) 先ほどの佐藤議員のご質問の件ですが、6月1日から最低制限価格制度でなく低入札価格制度を導入したわけですけれども、この低入札価格制度の場合には予定価格は事前に公表しますが、入札の結果等については入札の後にすべて入札の経緯経過を公表することになっておりますので、その中では低入札価格制度の調査基準価格という数字は公表いたします。そういうことで訂正いただきたいと思います。
○議長(大里恭司君) 昼食のため午後1時まで休憩いたします。
午前11時58分 休憩
──────────────────────〇 ─────────────────────
午後 1時01分 再開
○議長(大里恭司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議案第51号について質疑を受けます。何かございませんか。村木君。
○14番(村木繁夫君) 補正予算の概要の8ページの上欄にありますけれども、農業所得を向上させるということで、自給飼料増産体制対策事業、飼料の技術、営農実証栽培委託。この点につきまして少し詳しくお願いします。
○議長(大里恭司君)
産業振興部長。
○
産業振興部長(工藤利榮君) この自給飼料技術実証委託料、これは秋田県の方から実証調査の委託を受けてやるものでございまして、経費は全額秋田県の方から支出されるものですけれども、内容ですけれども、自給飼料、いわゆる牧草とかデントコーンとか、そういったものの増産技術、これは除草技術、それから肥料のいわゆる施肥技術、それからバッタの駆除技術、そういったものをいわゆる実証調査するものでございまして、対象面積が69.4ヘクタール、ヘクタール当たり12万円を県から実証調査委託料ということで交付されると。ただ、当初予算で336万円計上してございまして、この差額を今回計上するものでございます。
○議長(大里恭司君) 村木君。
○14番(村木繁夫君) ところで、その畜産関係はどう結びつけていくの、これ。
○議長(大里恭司君)
産業振興部長。
○
産業振興部長(工藤利榮君) 先ほどもご説明申し上げましたけれども、自給飼料をどのように、どういう技術で増産していくかということのさまざまな実証をしてみるということでございますので、それが増産対策に結びついていけば、そういったものをほかの方々にも波及させていくということで県が実証調査を、十和田第一粗飼料生産組合、それから第二粗飼料生産組合ですね、それから平場の方で鹿角粗飼料生産組合、三つの組合に、この先ほどご説明しました実証調査をお願いするというものでございます。
○議長(大里恭司君) ほかにございませんか。阿部節雄君。
○15番(阿部節雄君) 60ページの体育施設費のミニジャンプ台の整備工事費ですが、これは先ほどの説明を受けますと県の補助金が3,100万円ということですから、あるいはそういう補助金がついたということは県とのかなりの折衝があったんじゃないかなと思いますが、改めて私は、今ある二つのジャンプ台というのは県が施工してくれたわけなんですね。今回、これも県の方でやってくれというふうに言われたのか。その上で3,100万円の補助金がついたのか。そこら辺の経緯をひとつご説明いただきたいと思います。
○議長(大里恭司君) 教育次長。
○教育次長(湯澤 勉君) ただいまの質問ですが、このミニジャンプ台の整備については、従来は夏季はやれないジャンプ台で、管理棟がありますね、ジャンプ飛形の審判台、その裏側の方に冬場がやれる20メートル級のジャンプ台はあったわけなんですけれども、3年ぐらい前から年間を通じて夏季もやれるようにと。県の方にやっていただきたいということでお願いしてあったわけですが、この施工に対しては市の方が実施してくれというふうなことで今回予算化したものでございますけれども、通年型とする一つの目的は、まずジャンプ人口、これの底辺拡大というふうなことと、もう一つは19国体の選手の育成、子供さん方の育成というふうなことも兼ねたもので、実施に際しては県の方にもお願いしたわけなんですけれども、市の方が実施してくれというふうなことで、ジャンプ台の本体工事6,000万円、それと当初予算で200万円の実施設計を見ておりますので、6,200万円の一応2分の1というふうなことでの3,100万円の補助という内容になっております。終わります。
○議長(大里恭司君) 阿部節雄君。
○15番(阿部節雄君) わかりました。
それともう一つは、今年度の予算現計、昨年同期に比較して約10億円余りふえておるということですから、内容として
公共事業費の増額というふうなことになっておりまして、地域経済の面から見た場合には大変結構なことだなと思っております。こうした傾向が続けばいいなと思うんですが、ただ私心配なことで市長のお考えを聞きたいんですが、先般政府の
経済財政諮問会議がまとめた経済財政基本方針の原案によりますと、ここで地方交付税制度の見直しが大変厳しい表現で載っているわけですね。それを実行するために今政府のいろんな大臣を初め、それ以外の方々も14年度の予算において地方交付税を、結果目標だけれども約1兆円を削減するというふうに言っているわけでありまして、ああいうお歴々が発言しているということは、これは恐らく実行されるだろうと思いますが、そうしますとこれは地方自治体の財政が大変な影響を受けるんじゃないかなと思うわけであります。1兆円の削減となりますと、13年度の国の交付税の予算額が16兆8,230億円ということですから、それに対する1兆円というのは約6%に相当するわけですね。
そこで考えたいのは、単純に本市における影響額を見ると、決算が出ているのは12年ですから、12年度の地方交付税交付額というのは約83億円なわけですね。この6%といいますと約6億円、これが減る可能性があると思うわけであります。これでは予算編成もできない事態を招くのではないかと。あと新年度の予算編成が4カ月後に迫っているわけであります。そういうようなことで私急遽お尋ねするわけですが、先ほど市長の行政報告では、そういうことを受けて効率的な財政運営に努めるということですが、もしそういう額で予算を編成しなければならないということになると、これは歳出を減らすといっても大変なことになると思います。これは今地方分権とは裏腹に地方の切り捨て、あるいは地方破壊にもつながる大変大きな問題じゃないのかなと思っております。今いろいろな動きを見ていますと、大方の知事、34知事ですか、これに異議を唱えているわけでありますが、私もこの財政改革というものは必要だというふうに理解はしているわけですが、どうも今政府がとっている態度というのは、何も議論しないで改革を進めるべきだということだけです。全く独善的なやり方なわけでして、これにやっぱり地方6団体結束してぶつかっていかなきゃならない、私はそう思うわけです。
そこでこのことに対する市長の考え方はどういう考え方なのか。あるいはまた、市長会等でこの対応を話し合われておるのか。そこら辺のことをお聞きしたいと思います。
○議長(大里恭司君) 市長。
○市長(佐藤洋輔君) 今阿部議員からおっしゃられたとおり、例えば道路特定財源の見直しとか交付税の切り下げといったことが盛んに言われておるわけで、このことは市長会でも公式には話し合われておりませんが、市長のある会合、終わった後とか会合があるときはこの問題に関して、阿部議員がおっしゃられたとおりに、これは大変な地方の切り捨てであるということで断固とした態度をとっていかなきゃいかんというふうな話にはなっております。また、県北の市町村会の中でもこういうふうなことに対してひとつ結束して当たっていこうというふうな話にはなっておりますけれども、まだ公式な面でどういうふうにしようというふうな話し合いは持たれておりません。あさって全国の市長会があるわけなんですが、その場でどういうふうな話になるか。やはりこの地方の自治体というものからは相当強固な発言が出ると思いますし、私らもそういうふうな態度で臨んでいかなきゃならないというふうに思っております。
ただ不透明な部分がかなりまだあるわけで、参議院の選挙の後でどういうふうになっていこうかとか、ただ私どもとしては先日の部課長会議においても、やはりこういう面に対しての対応として今までの計画している事業を大幅に見直さなければならない可能性もあるし、部課長においては、さらに今の行っている予算、事務事業に関しても徹底した見直しをしてひとつ改革に努めていただきたいというふうなお話を先日させていただきました。そういう意味で、まず私らとしてもやれることといったら、まず徹底したむだのない行政を行っていくということを今申し合わせております。
○議長(大里恭司君) 阿部節雄君。
○15番(阿部節雄君) 市長の基本的な考え方はわかりましたが、ただ、いろんな経費の削減を図るということでこれは対応できないぐらいの大きな問題なわけです。そういう意味では、市長会の方の動きもわかりました。いずれ近日中にそういう会があるということですから、ぜひそこではその意見を出していただいて、そしてまた我々この議会も地方6団体の一人でありますから、これは議長にもあれですが、やはりこの地方議会の方もこれに立ち向かっていかなければならない、こういうことだと思いますので、また、私ども所管委員会でもこの件についてはもう少し掘り下げていろいろ勉強してみたいと思います。そういうことでひとつ頑張ってください。よろしく。
○議長(大里恭司君) ほかにございませんか。米田君。
○13番(米田健一君) 41ページでございますが、2目の商工振興費でございますけれども、補助金の関係で、商工会等広域連携等地域振興対策というふうなことで40万円程度計上しておりますが、これにつきましては、一応広域的連携というと商工会の合併等も含めたそういう振興対策の協議がなされるのかどうか。その中身をちょっとお聞き申し上げたいと思います。
○議長(大里恭司君)
産業振興部長。
○
産業振興部長(工藤利榮君) この商工会等広域連携等地域振興対策事業費補助金40万円、これは十和田商工会が今年度まほろばの里づくり事業というテーマで、事業費262万円ほどで十和田商工会、特に今回大湯地域のいわゆる観光とあわせた地域商工業の活性化というテーマで取り組むわけですけれども、この事業に対する補助金でございます。なお、この事業は国・県の補助金がございまして、それぞれ90万円、トータルで180万円の国・県の補助金もございます。以上です。
○議長(大里恭司君) ほかにございませんか。石川君。
○12番(石川 徹君) 先ほど阿部節雄議員の方から新年度予算の編成というお話が出ましたが、来年は本市が市制施行30周年記念を迎えるわけですが、この記念事業の規模だとか概要、これ全般的なことになりますので、現段階での構想みたいなものを総務部の方から、わかる範囲で結構ですので答弁願いたいと思います。
○議長(大里恭司君) 総務部長。
○総務部長(畠山修三君) 30周年の記念事業にかかわる質問でありますが、現時点ではまだ検討に入っておりませんが、庁内におきましては、それぞれ各課のプロジェクトチームといいますか、そういうチームを編成して対応するというような考え方でございます。
記念式典につきましては、10年前の20周年、あるいは毎年文化功労等の表彰をしております、その10月から11月の時期をめどにして実施したいと。
それから、記念事業にかかわることにつきましては、さらにこれもやはり10年前と同じ事業でありまして、4月から1年間をベースとした形で事業化をしていきたいというような考えです。現時点においての予算化とそれら具体的な事業についてはこれから検討に入りたいと思っております。
○議長(大里恭司君) ほかにございませんか。黒澤君。
○10番(黒澤一夫君) 60ページのミニジャンプ台の整備工事に関連してでございますけれども、こういう要望にこたえてできるということは大変喜ばしいわけでございます。また、この予算書でもスキー場の管理運営部門から890万円なりの繰り入れがあるというようなことで、運営、スキー場も大変いい方向へ向かっているということなわけですけれども、私、スキー場へ行っていつも懸念しているのが、入り口から冬期間雪が屋根からおりてくるということで危険だということでロープを張っているわけですけれども、せっかく振興事業団が頑張っていてこういう経費節減、また売り上げを伸ばしているわけですけれども、ああいう危険な状態であれば、お客さん相手に営業しているという趣旨では大変不備があると思うわけですが、これらについて振興事業団が直接県の方へ改善を求めるというのはちょっと厳しいと思いますが、市の方でこれはやっぱり積極的に申し入れなり手当てをしてやらなければならないものだと思いますが、その辺についての取り組みなり経緯がありましたらお尋ねします。
○議長(大里恭司君) 教育次長。
○教育次長(湯澤 勉君) ただいまの質問でございますけれども、県からの無償契約を結んでいます、無償での貸し付けの。大規模修理に関しては県が実施する。それから、小規模なものについては市が委託している中で実施するというふうなことになります。今回の屋根の関係につきましては大分額がかかりそうなんです。それで今現在まだ調査中で結論は何ぼぐらいかかるのかというのは出ていませんけれども、相当な額はかかるであろうと。これは県との折衝については、これはあくまでも契約の中にはうたわれていなくて、口頭での申し合わせ事項のようなんですけれども、窓口はこれは当然教育委員会の方がなっていかなければならないと思っていますし、額が出次第、県の方にも一応話はしておりますけれども、正式には今後の課題となっております。
○議長(大里恭司君) ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大里恭司君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
次に、議案第52号から議案第58号までの7件を一括議題といたします。
順次提案理由の説明を求めます。
市民福祉部長。
○
市民福祉部長(石坂光男君) 67ページをお開き願います。
議案第52号平成13年度鹿角市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ6,337万3,000円を追加し、総額をそれぞれ35億6,615万6,000円とするものであります。
補正の内容について、事項別明細書により申し上げます。
73ページをお願いします。
歳入でありますが、11款連合会支出金から説明させていただきます。
収納対策給付金は介護保険導入に伴う保険料の円滑な収納を図るため、平成12年度と13年度の2カ年に限り給付されるもので、額が確定したことにより新たに款を設け存置項目の収納率低下給付金とともに措置するものであります。
8款1項基金繰入金は老人保健医療費拠出金が国において増額で確定したことと、総体の補正財源を財政調整基金繰入金で調整した結果5,157万7,000円を追加するもので、これをもって財政調整基金の残高見込み額は予算上3億1,000万円弱となるものであります。
75ページをお願いします。
歳出でありますが、1款1項総務管理費は人件費の調整であります。
2項1目賦課徴収費の13節に国保税システム開発委託料を計上しております。これは現在、国保税、介護保険料とも所得割、資産割、均等割及び平等割の4方式によって賦課しているのを資産割を除いた3方式の賦課に改めるものであります。
3目収納率向上特別対策事業費には、介護保険料の適正賦課と収納率向上を図るための経費として需用費、備品購入費等を計上しております。
なお、収納対策給付金の取り扱いについては、前年同様、介護保険料の収納対策に取り組む等により保険財政の安定確保を図るために必要な経費に充てることとされておりますので、システム開発委託料、収納率向上特別対策にかかわる経費に充てるほかは、徴税費の一般財源と振りかえしております。
77ページをお願いします。
3款1項老人保健拠出金は、歳入でも申しましたように、国において額が確定したことによる増減で、拠出金全体で7,153万3,000円を追加するものであります。
4款介護納付金は2号被保険者の人数及び納付単価が当初見込みを下回るため減額するものであります。
6款保健事業費は県とのヒアリング結果に基づき、予防面から健康の保持及び増進に向けたニュースポーツ講座等の充実を図るため、これにかかわる備品購入費等を措置するものであります。
80ページをお願いします。
議案第53号平成13年度鹿角市
老人保健事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ3,553万2,000円を追加し、総額をそれぞれ49億1,774万円とするものであります。
補正の内容について事項別明細書で申し上げます。
86ページをお願いします。
歳入でありますが、2款国庫支出金は、医療費負担金の過年度分の額が確定したことにより追加するものであります。
4款繰入金は、歳出の医療費交付金返還金と総体の補正額の財源不足額を当該一般会計繰入金で調整したことによる追加であります。
88ページをお願いします。
歳出でありますが、1款1項総務管理費は人件費の調整であります。
3款1項償還金は、過年度分の医療費交付金の精算により返還金が生じたため措置するものであります。
91ページをお願いします。
議案第54号平成13年度鹿角市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、歳入歳出予算の総額からそれぞれ892万7,000円を減額し、総額をそれぞれ23億8,862万2,000円とするものであります。
事項別明細書により申し上げます。
97ページをお願いします。
歳入でありますが、歳出における人件費の減額に伴い一般会計から繰り入れる事務費繰入金を同額減額するものであります。
99ページをお願いします。
歳出でありますが、人事異動により職員が一人減員になったことによる人件費の減額であります。終わります。
○議長(大里恭司君)
都市建設部長。
○
都市建設部長(田村秀一君) 議案第55号平成13年度鹿角市
高田地区土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)でございます。
予算の総額から歳入歳出それぞれ425万7,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3億7,827万5,000円とするものでございます。
事項別明細書の方をお開きいただきたいと思います。
108ページでございます。
歳入につきましては、一般会計の繰入金を425万7,000円減額するものであります。
次のページをお願いいたします。
歳出につきましては、職員の異動による給与の調整でございます。以上です。
○議長(大里恭司君)
上下水道部長。
○
上下水道部長(石川孝男君) それでは、議案第56号についてご説明を申し上げます。
平成13年度鹿角市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,139万8,000円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ11億6,763万5,000円とするものであります。
地方債の補正でありますが、第2表の地方債補正によるものでございます。
説明の都合上、121ページをお願いします。
歳入でございますが、5款1項1目繰越金は、1節に前年度繰越金919万8,000円の追加をお願いするものでございます。
7款1項1目下水道債は、下水道整備事業債220万円の追加をお願いするものであります。
次のページをお願いします。
歳出でございますが、1款1項1目一般管理費964万1,000円の追加は、人事異動に伴う人件費の調整によるものであります。
2目の事業費175万7,000円の追加は、人事異動に伴う人件費の調整分と流域下水道鹿角処理区建設費の増額により負担金の追加をお願いするものであります。説明を終わります。
○議長(大里恭司君)
産業振興部長。
○
産業振興部長(工藤利榮君) 128ページをごらん願います。
議案第57号についてご説明いたします。
平成13年度鹿角市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)ですが、歳入歳出予算の総額からそれぞれ112万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億1,898万3,000円とするものであります。
134ページをごらん願います。
2の歳入ですが、歳入は一般会計からの繰入金を減額しております。
次ページ、136ページをごらん願います。
3の歳出ですが、1款1項農業集落排水事業費ですが、処理施設等の火災保険料及び人事異動による人件費の補正でございます。終わります。
○議長(大里恭司君)
上下水道部長。
○
上下水道部長(石川孝男君) 議案第58号についてご説明申し上げます。
平成13年度鹿角市
上水道事業会計補正予算(第1号)でありますが、今回の補正は人事異動による人件費の調整と水源開発事業費の増額に伴う砂子沢ダム建設費負担金の追加補正でございます。
条文につきましては、説明を省略させていただきます。
予算資料により説明させていただきますので、154ページをお開き願います。
ここでは収益的収支及び資本的収支の補正額の明細を記載してございますが、収益的収支の内容は人事異動に伴う人件費の調整でございます。
次に、資本的収入の内容ですが、国庫補助金として水源開発事業費の増額による施設整備費補助金110万円、水道管路近代化推進事業費補助金250万円の追加をお願いするものであります。
次のページをお開き願います。
企業債では、水源開発事業費の増加に伴う追加と水道管路近代化推進事業費補助金分、老朽管の更新事業分の財源振りかえによる減額でございます。
資本的支出につきましては、水源開発事業費の増額に伴う砂子沢ダム建設費負担金の追加が主なるものであります。以上で説明を終わらせていただきます。
○議長(大里恭司君) 提案理由の説明を終わります。
これより質疑を受けます。
議案第52号から議案第58号までの7件について質疑を受けます。質疑ございませんか。阿部節雄君。
○15番(阿部節雄君) 議案第52号の74ページですが、これは数字の問題じゃなくして、この予算科目ですが、ここ連合会支出金のところ、1節で収納率低下給付金とあるんです。これ、私は全く理解できません。国保連合会でこうした名称を決定したものだと思うんですが、何ですか、これ。低下給付金。なぜこの1節、2節を分けなきゃならなかったのか。むしろ私はこれ1本にして「収納対策給付金」、これでよかったんじゃないかなと思いますが、担当部長、あなたも長い間財政担当しているんですが、これ何も抵抗ありませんか。
○議長(大里恭司君)
市民福祉部長。
○
市民福祉部長(石坂光男君) これは国で示されたものでありまして、昨年もこういうふうな名称を使って計上しております。今回は存置項目とさせていただきましたが、昨年も同様ですが818万3,000円が収入になっております。前年同様、何の疑問もなく計上しました。
○議長(大里恭司君) ほかにございませんか。豊田君。
○18番(豊田重美君) 私からは、議案第54号についてお尋ねしたいと思います。
ことしからは本格的な介護保険の体制が始まっていくと思いますが、実は徴収されたお金の流れをちょっとお聞きしたいと思います。例えば対象者は何人ぐらいいらっしゃるのか。またその中で、去年の実績で結構ですので未納者はどれぐらい。そしてまた、加入されていない方はどれぐらい。まず、この3点でいいです。
歳出にかかわっては、非常にサービスを受けたいということでいろんなメニューが出されています。その利用者の市が見込んだ額、実際に利用された額はどういうふうになっているでしょうか。
○議長(大里恭司君)
市民福祉部長。
○
市民福祉部長(石坂光男君) まず、介護の対象者でありますけれども、65歳以上の高齢者の方は3月末現在で1万606人となっております。
それでその利用状況なんですけれども、こちらで見込んだものと比較しますと、在宅サービスの中でも訪問系の利用率が見込んだよりも下がっている。ただ通所系が、つまりデイサービスとか何かが計画を上回っているという状況にあります。(「金額では。当初どれだけかかるだろうと見込んだ金額と実際の金額」の声あり)ちょっと時間をおかりしたいと思います。
○議長(大里恭司君) 豊田君。
○18番(豊田重美君) 2番目のやつはちょっとでいいんですが、その前に質問した、いわゆる未納者、これはもう多分100%といかないと思いますが、どれぐらいになっているのか。また加入できない方もいるのか、いないのか。その辺はお答えできると思います。
○議長(大里恭司君)
市民福祉部長。
○
市民福祉部長(石坂光男君) 加入できない方という方はおらないわけです。
それから、利用者ですけれども、認定を受けた方は1,700人ぐらいで15%ぐらいおります。
それから、先ほどの見込んだ介護保険の事業費のサービスの見込みなんですけれども、施設サービスと居宅サービスのこの二つで比較させていただきますけれども、施設サービスの方は14億2,000万円の計画に対して15億3,000万円ということで107%の執行率になっています。それから、居宅サービスの方は7億4,000万円計画したのに対して5億8,000万円ということで利用率は78%になっております。
大変申しわけありません。未納者なんですけれども、1万606人のうち、4月末現在で申しわけありませんが、128人でございます。収納率は99.63%になっております。(「わかりました」の声あり)
○議長(大里恭司君) ほかにございませんか。村木君。
○14番(村木繁夫君) 議案第58号の
上水道事業会計補正予算の関連ですけれども、いわゆる給水区域の拡大ということで、具体的に申し上げますが、錦木地区の錦東方面、特に根市戸については12年度において一部着工しておったんですけれども、その後の進捗状況といいますか、そこら辺について伺います。
○議長(大里恭司君)
上下水道部長。
○
上下水道部長(石川孝男君) 上水道事業の施設拡張の計画でございますが、13年度におきましてもそれぞれ計画を組んでございます。特に根市戸地区、そちらの方も13年度の中で計画に組んでおりますので、地域の関係者との意見交換をしながら計画に沿った形で進めていくということで準備を進めておる状況でございます。
○議長(大里恭司君) 村木君。
○14番(村木繁夫君) 特に根市戸地区については、全戸今年度進めるということですか。
○議長(大里恭司君)
上下水道部長。
○
上下水道部長(石川孝男君) いずれ加入率はできるだけ事業採択の段階でも90%というのが一つの目安になってございますので、全戸加入を目標に施設拡充をしていきたいと、このように考えています。
○議長(大里恭司君) ほかにございませんか。阿部佐太郎君。
○24番(阿部佐太郎君) 議案第54号、豊田さんの質問にちょっと関連してお尋ねしたいわけですが、今施設サービスが金額で示されたわけですけれども、14億何がしに対して15億円、それから、居宅サービスが7億円に対して5億8,000万円で下回っていると。一方は非常に予定より上回っているという、これ金額で示されたわけですけれども、これは人数ではどうなっているのか。そして特に、居宅サービスといったものを充実していかなければならんという方針があるわけですけれども、この施設サービスの金額ではなくして、人数においては、つまり認定された人方がそれぞれ認定を受けたサービスができているのかどうかについてお尋ねしたいと思います。
○議長(大里恭司君)
市民福祉部長。
○
市民福祉部長(石坂光男君) 要介護認定者数1,379人のうち、2月現在の在宅サービスの利用者は652人ということで約半数の方が利用しております。ただ、それ以外の方については施設サービスあるいは病院等のサービス、家族介護によっているということが言われております。
○議長(大里恭司君) 阿部佐太郎君。
○24番(阿部佐太郎君) 私は、その金額では施設サービスが上回って居宅サービスが下回っていると。今在宅が652人、1,379人で、その他が施設サービスというお答えですけれども、例えば冒頭、さっき見込みで訪問は見込みを下回っているけれども、通所は見込みで上回っているということですので、やはり認定を受ける、あるいは介護保険の加入者の方は、やはり居宅を受けるよりもそちらが認定で示されて、施設ですよと言われたために多いのか。そしてまた、そのサービスを受ける人方が通所あるいは施設が満たされてそのサービスを受けているかどうかということをお尋ねしておるのですけれども。
○議長(大里恭司君)
市民福祉部長。
○
市民福祉部長(石坂光男君) 施設サービスを受けている方については固定しているわけです。つまり特別老人ホームと老人保健施設、それから病院の療養型病床群、この3カ所に入っている方でありまして、大体固定しておりまして、2月現在で411人の方がおります。それでそのほか652人が在宅のサービスを受けております。そのほかに200人ほどになりますけれども、200人ちょっと超えますが、それらの方については入院している方もおりますし、在宅で家族介護を受けているという方であります。
希望するサービスの内容でありますけれども、それについてはケアマネジャーとよく相談して、本人が望むサービスというのにできるだけ近づける方法でサービスを受けているはずであります。そこら辺でご理解願いたいと思いますが。
○議長(大里恭司君) 阿部佐太郎君。
○24番(阿部佐太郎君) 施設サービス、あるいは病院、老人型ですか、それは固定していると。固定しているということは、新たに認定を受けて、例えば施設サービスを、あなたは5段階だから受けなさいよというケアマネジャーの認定を受けたにもかかわらず、その人方が満度それを満たされておるのかどうか。もし満たされておらないとしたならば、私は、固定しているということは満たされないと解釈せざるを得ないわけですけれども、したがって、居宅せざるを得ないという状況にあるのかどうかということを正直に答えてください。
○議長(大里恭司君)
市民福祉部長。
○
市民福祉部長(石坂光男君) 厳しいことで申し上げれば、施設サービスには定員がございますので、そこから出る方がおらない限り新しくは入っていけないということが現実になっています。そして入るに当たっては、あくまでも個人とそこの事業所との契約ということで、入れてもらいたい家族なんかが事業所に足を運んで努めなければならないということになります。したがって、実際に内容をお聞きしますと、何回足を運んでも入れないという方が結構おりますので、そういうことからしますと、やはり施設サービスの方を望んでも望んだとおりにはいかないというのが実態になっております。(「議長、3回ですけれども1回ダブって……」の声あり)
○議長(大里恭司君) 阿部佐太郎君。
○24番(阿部佐太郎君) やめますけれども、今後そういった、例えば私が心配するのは、保険料は自動的にとられますね、年金なり国保から。そしてサービスを受ける段階で結局認定は受けたけれども、そのサービスを受けられないという実態がどんどんどんどん重ねていった場合、この介護保険、何なのかというところに発展せざるを得ないと。国の例えば行政指導、あるいは県の行政指導、鹿角市は福祉は充足しているんだということをよくお答えになるわけですけれども、こういった実態の中で
市民福祉部長はどうお考えなのか。そして将来こういった現状をどのような考え方で、つまりサービスを提供していくお考えなのかお尋ねしたいと思います。
○議長(大里恭司君)
市民福祉部長。
○
市民福祉部長(石坂光男君) 介護保険制度創設の流れとしては、在宅サービスを充実させるという方向が示されてのことでありました。つまり施設サービスには極めて経費がかかるということで限界に達したということであります。したがって今後は、確かに施設の充実についてもある程度努めていかなければならないと思いますけれども、あくまでも在宅という方針がありますので、それを重点的に通所あるいは訪問サービスですね、それによって努めていきたいと思っております。
○議長(大里恭司君) よろしいですか。(「後でまた」の声あり)
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大里恭司君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
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日程第7 議案及び請願・陳情の付託
○議長(大里恭司君) 次に、日程第7、議案及び請願・陳情の付託を行います。
議案第51号から議案第58号までの8件につきましては、お手元に配付しております議案及び請願・陳情付託表のとおり、それぞれ所管
常任委員会に付託し審査をお願いいたします。
明5日から10日までは議案調査及び休日のため、本会議は休会いたします。
以上をもちまして、本日予定いたしました議事日程は全部終了いたしました。
ただいまの時刻をもって散会いたします。
午後1時49分 散会...